協会の概要
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協会の沿革
- 昭和38年11月8日
- 文部省の社会教育局(現在の文部科学省生涯学習局)の指導のもとに設立。
- 昭和39年3月29日
- 第1回硬筆書写技能審査(ペン字検定)として1級・2級・3級の試験を実施。
- 昭和42年6月4日
- 第7回から4級の試験を実施。
- 昭和43年2月17日
- 「硬筆書写技能検定」の「文部省認定」の許可を取得する。
- 昭和48年12月12日
- 「毛筆書写技能検定(書道検定)を「文部省認定」の検定試験とするよう申請する。
- 昭和48年12月17日
- 「毛筆書写技能検定(書道検定)」の認定の許可を取得する。
- 昭和49年6月2日
- 第1回毛筆書写技能検定(書道検定)として1級・2級・3級・4級の試験を実施。
- 昭和52年1月28日
- 第29回検定より6月、11月の他に1月として年3回検定を実施する。
- 昭和53年10月
- 本社を文京区本郷から豊島区南大塚に移転する。
- 平成2年4月1日
- 検定の名称について、「ペン字検定」が「硬筆書写技能検定」に、「書道検定」が「毛筆書写技能検定」にそれぞれ変更する。
- 平成6年12月
- 南大塚の現在地に本社社屋建設する。
- 平成18年4月1日
- 平成18年度より、国の行政改革方針のため、名称が「文部省認定」から「文部科学省後援」に変更。さらに、「準1級」「5級」が新設。
- 平成24年4月1日
- 国の公益法人制度改革に伴い、「財団法人」から「一般財団法人」となる。
- 平成28年3月10日現在
- 設立52年を経過し、これまでの総受験者数は1145万名を数え、合格者数は707万名に達している。
後援・推薦
文部科学省後援、全国各都道府県教育委員会後援
検定の主旨
この検定試験とは、国民一般の情操を豊かにし、書写技能の水準の向上を図り、教養を高めるとともに、一般社会に役立つよう、職場・職域における事務能率を高めるため、硬筆・毛筆書写に関する知識と技能を審査するものです。一定の水準を満たした内容で、生涯学習の振興の面や学校教育上、大変公益性の高い試験です。
検定の必要性
近年、我が国は、めざましい科学技術の進歩や経済的発展を遂げ、余暇の増大などにより国民生活は大きく変容しつつあります。このような状況のもとで、人々は常に新しい知識・技術を習得し、変容する社会生活に対応することを求め、生涯にわたる多様な学習活動を行っています。しかし書写に関してはどうでしょうか。日常生活においても、誤字・脱字・仮名遣い・筆順など、文字の乱れが非常に目立ちます。現状では国字に対する意識が非常に薄れてきているといえましょう。
書写・書道とは心を豊かに育てる精神性の科目でありますが、とかく軽視されがちです。単に文字を美しく書くだけではなく正しく文字を使用することは私たち日本人の務めと思われます。
パソコン(ワープロ)は便利ではありますが、その文字には人の心の温もりが感じられないのは寂しい限りです。OA化が進むなかで心の豊かさが求められている昨今、温かい手書き文字の必要性が実はここにあるのです。学習の意欲を駆り立て、書写する機会を増やすことによって、書写の知識が一層広がります。そして、本検定に挑戦し、合格したあかつきには資格取得者として永久に残ることは非常に意義のあることかと思われます。
実施状況
当初は、社会教育の面からスタートしたが、中学、高校、短大・大学、各種専修学校、専門学校での受験が大変多く、実に幅広い。
またカルチャースクール、成人学級、公民館、ペン字教室、書道塾、企業にも普及し、団体での受験も多い。特に学校関係は指導体制も確立しており、多数受験が目立っています。
当協会の事業
- 硬筆書写・毛筆書写技能検定試験の実施事業
- 図書及び電子図書の出版事業
- 検定試験に関する講習会の開催及び研修事業
- 書写用具の販売事業
- 不動産賃貸事業